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4月から体外受精および顕微授精が保険適応になりますが、
費用がどれくらいになるかシュミレーションしてみました。
術前検査を事前に行いますが、まだ算出しておりません。
採卵直前にブセレキュアーを使用しますが、まだ算出しておりません。
いずれも保険適応なので全部合わせても3割負担で1万円以下だと思いますが、
現在治療中の方は新たに行う必要はありません。
窓口負担はほとんどの方の3割負担で算出しました。
1.採卵前の標準的な投薬とホルモン検査、および外来加算 3,390円
2.採卵前の診察 超音波だけの場合 1.810円 超音波検査にホルモン検査を加えた場合 3.210円
約半数の方は採卵前の検査は1回なので多くの方は3,210円で卵巣の反応がゆっくりの方はこれに1.810円が数回加わるかと思います。
3.採卵料金 採取卵子が1個で体外受精の場合 43,960円 採取卵子が2~5個で顕微授精を行なった場合 59,370円
採卵操作を行なったが卵子が回収出来なかった場合 10,430円 当院の刺激では6個以上の卵子回収は少ないので概ねこの範囲になると思います。
4.移植料金 23,070円
5.採卵後の黄体補充の注射 570円
6.余剰卵の追加培養と卵子凍結費用 19.720円~27,220円(1個 2~5個の場合)
7.凍結受精卵融解移植 37.060円
8.凍結受精卵の1年間保存延長(卵子の数は関係ありません) 10,720円
シンプルな採卵・胚移植の場合(1~5)トータルとして74,200円~88,780円になりそうです。余剰卵の凍結を行なった場合これに6が加わります。全卵凍結を希望される場合 4と5が無くなり6と7が加わると思います。
年収と年齢に制限がありますが、1ヶ月に約8万円以上の保険窓口負担がある場合は高額療養費制度を受ける事が出来ます。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryouhoken/juuyou/kougakuiryou/index.html
おおよそこんな感じだと思います。
前回も投稿しましたが、
今まで受けた助成金はノーカウントになり保険適応は新たに年齢に応じた回数を受ける事ができます。(胚移植回数)
現在治療中の方は移行期間として助成金は受けられる様に思います。(その場合は自由診療になります。)
コロナの影響なのかも知れませんが、
保険適応になるものの事前の説明会等は行われずどこの施設もてんやわんやだと思います。
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